その病気、まだ治さないでください。「カラダの言葉」的読み解き:病気と怪我
病気と怪我について
あなたは病気になったことがありますか?
些細な風邪などを含めると、歳を重ねるほど、カラダの異常と向き合う頻度は増えていくと思います。
いわゆる病気だけでなく、鬱などの精神疾患や骨折などの怪我も含めると、人生では本当に多くの体の異常と出くわすことに気付かされます。
そしてその度に病院やカウンセリング、整体などに通って治療を行うのが通常です。
しかし、カラダの言葉という観点から見たときに、これらの異常は一体どのようなメッセージを持つのでしょうか?
また、治すということはそれに対してどのような対応を取ることを意味するのでしょうか?
なぜ異常と捉えるのか?
病気であれ怪我であれ、私たちはなぜその状態を異常だと捉えるのでしょうか?
それは多くの場合、その状態が
- 日常生活を困難にする
- 耐えがたい痛みを伴う
- 放置すると上記の障害が予想される
というように、あなたが日常を過ごすにあたり困難が発生したり、将来的に発生する可能性が出てくるからではないでしょうか?
では、そもそもなぜ、その異常が発生するのでしょうか?
体が異常を発するメリットとは
異常を発するメリットという響きは非常に奇妙ですが、体が意図をもっていることは明らかです。
なぜなら、あなたにその異常を知らせる必要がなければ、体はわざわざ痛みや生活の困難をつくりだす必要性がないからです。
例えば骨折は多くの場合強い痛みを伴いますが、この痛みがなければ人は平気で体が壊れる方向に力を入れてしまうかもしれませんし、骨折後の休養も取ろうとしないでしょう。
体が異常を発するのは、その原因をつくった根本的な行動を改めて欲しいからです。